13.まぃ・ふぁぼりっと?負け犬の遠吠え:まぃ・ふぁぼりっと?私は世間の事に疎い。 そして常識的にミンナが知っていることを余り知らないようだ。 職場に花が生けられていたことがある。 「綺麗なバラだね。」 職場の女性にオベッカを使った。 「カーネーション!」 射すような視線で一言だけ返ってきた。 その直後、職場の『偉いさん』が「綺麗なバラだね。」と言ったので、「カーネーション!」と一言で返してやった。 職場の飲み会でのこと。 「えっ。チェ・ジュウって誰?」 ミンナの白い眼を誘ったことがある。 二昔前の純愛路線バリバリと聞く『冬のソナタ』なんて見たこともないし、見たいとも思わない。 一応『冬のソナタ』って云う題名は知ってるし、主人公の顔位は判っている・・・と思う。 未だ家内が家に居た頃、家内のアイドルは秋元千秋NHK解説委員(国家安全保障担当)やパウエル前国務長官だった。 私は、変な髪型で有名になった軍事評論家江畑謙介氏、川口頼子元外務大臣、アホ顔の石破元防衛長官がお気に入りだった。 何も外観が極めて異様だということだけで選んだ訳ではない。 米国のイラク戦争突入に際し、「先制攻撃は国際法違反だ」なんて下らない議論ばかりがされていた。 丁度その頃、深夜に放送されたNHK解説委員会議で、秋元千秋氏は、出たばかりの『ブッシュ・ドクトリン』を解析し、『今後は先制攻撃容認が国際法上の主流となる』と主張した。 事後、ロシアなどが『先制攻撃容認』の立場を鮮明にすることになる。 国際法なんて時代に沿って変化していくのである。 湾岸戦争時の司令官だったパウエル将軍は非常に穏健な立場を取る政治家に換わっていた。 ラムズフェルド前国防長官など強硬派(「ネオ・コンサーバティブ(新保守主義者)」)が主流を占めるブッシュ政権の中で、唯一パウエル前国務長官だけが穏健派で、彼の『話し合い』主体の外交は諸外国の賞賛を浴びた。 軍人だったからかも知れないが、実際に死や血を見るような政策は悉く嫌ったパウエル氏である。 イラク戦争が始まった頃、NHKのニュースに出ずっぱりだったのが、軍事評論家江畑謙介氏だった。 彼は軍事ジャーナリストというよりは完全な兵器オタクで、ニュースの趣旨に関係なく戦車や航空機の解説をして喜んでいた。 米軍がバグダッドに急接近した時のこと。 「ヘリと戦車が写った写真」を解説して「海兵隊のヘリと陸軍の戦車が同時に展開するはずがない」と得意そうに、ニュースとは全く関係の無い、如何でも良い話をしていた。 その鼻をへし折るようにNHKのアナウンサーが「江畑さん。何時、米軍はバグダッドに進攻するんでしょう?」と強引に話を振った。 すると江畑氏は一言。 「判りません!」 そう言い放った。 眼が点になりながら見ていると、猶もシツコク、アナウンサー氏が続ける。 「江畑さん。何時、米軍はバグダッドに進攻するんでしょう?」 「ですから、判りません!!!」 誰が呼んだんだ?こんな評論家! アナウンサー氏が泣くような声で三度目の同じ質問をした。 「江畑さん。何時、米軍はバグダッドに進攻するんでしょう?」 「そうですね、今日、明日中には、バグダッドに進攻するんじゃないですか?」 ムッとしながら答える江畑氏。 余り民放は見ないので良く知らないが、他の軍事評論家と呼ばれる奴等はミーンナ「後続部隊が到着して体制を整えてから進攻するので1週間以上後になります」なんてモットもらしく答えていた頃である。 3日後に米軍は先発部隊だけでバグダッドへ進攻したのは皆さんご承知の通りである。 何と米軍の動きを正確に予測していたのは軍事オタク江畑謙介氏唯一人であった。 人物の優劣は外見では判断できないと云う好例である。 某田中真紀子の馬鹿の尻拭いに加え、イラク戦争で米軍支援の立場を明確にした日本国外交を一手に引き受け大奮闘していた川口頼子氏。 そして「私の答弁が理解できんのか。この大馬鹿者が!」と国会で質問者をアカラサマニ馬鹿にした表情をする石破氏。 『馬鹿は黙ってろ!』と言っているようで、見ているだけでスーッとした。 イラク戦争当時は政治家も評論家など非常に愉快な人物が登場していた。 あるCDを見せながら「これ貰ってきました!」 NHK現地特派員の出川氏である。 素人判断で勝手にイラクに潜入し取っ捕まった馬鹿3人のCDである。 そう言えば、アルジャジーラで放送されたものと同じCDが世界中の記者が宿泊していたホテルにも届けられたと報じられていた。 犯人集団が作成したCDなら犯人を割り出す重要な手がかりになるなんて素人でも判る。 「外務省は何をしとんじゃ~!」 眼を点にしながら見ていた。 二度目の画像。 「このCDは借りてきました。」 三度目の画像。 『右手にCDは持っているもののCDについてのコメントなし。』 出川氏、多分外務省かNHKの偉いさんからこっ酷く叱られたのが手に取る様に判る連続した画像であった。 モスクワ地下鉄爆破事件で事故現場を取材していた悪魔顔のNHK石川モスクワ支局長(当時)。 被っていた帽子、着ていた服、犯人者然とした悪魔顔が、犯人の似顔絵とソックリだった石川支局長。 その後、暫く画面に現れなかったので、ヒョットしてロシア警察当局に捕まったんじゃないかと心配したりもした。 今日は我が家のアイドルを書き綴った訳である。 外観が異様な者は基本的に好きだが、それ以上に確固とした実力がないと我が家のアイドルにはなれない。 だから外見だけでアイドルなんて呼ばれる連中について、私は知りたくもないし、全く知識もない。 急に何でこんなことを書いたのかと言うと・・・。 極、稀に何を間違ったのか私の掲示板に書き込みしてくれる方が居る。 明確に『性産業の手先』と判るものは勝手に削除しているのだが、曖昧なものが非常に困ってしまう。 だから、一言いいたいのだ。 『小父さんは偏った怪しげな知識しかないんで、小父さんとお話してもチットモ面白くなんかないよ!』って。 |